うつ病は悪化させないことが大切【薬の助けを借りて気の乱れを鎮静】

心の病の対処法を考える

病院

自己診断は禁物です

うつ病は現代社会では誰もがかかる可能性のある病気です。20歳以上の日本人の、実に13人に1人程割合で経験するというWHOの調査結果もあるくらいです。うつ病の辛さは患者さんにとっては大きなものですが、時には周囲の理解を得るのが困難なこともあります。周りの人々からはその苦しさがわからず、「なんで怠けているの。」とか「もっと努力しなさい。」なとという見当違いなアドバイスを受けてしまい、さらに辛い体験をしてしまうこともあります。また、本人の自覚がなかったり、周囲にも深刻さが伝わらなかったりで放置してしまうこともありますね。でも、実は早期に病気のサインに気づき、専門のクリニックを受診したり、適切な薬による治療を行ったりすれば回復できる病気でもありますよ。まずは患者さん本人や家族などが病気によるサインを受け止めて、早めに治療をスタートすることがとても大切になります。サインには2種類あり、気持ちが落ち込んでしまう心のサイン、慢性の頭痛やだるさ、不眠などからだの不調からのサインがあることを覚えておくと良いですね。日本では心の病にまだまだ偏見があります。周囲に知られたくないと思うあまりに治療が遅れてしまうことも考えられるのが現状です。欧米では気軽に心療内科や精神科でカウンセリングを受ける状況がありますが、その点、日本はまだまだですね。世間体を気にしたり、自分さえ我慢すればと耐えてしまったりするような国民性が邪魔をしているのかもしれません。そんな状況を打破するにはこの病気に関する知識がもっと知れ渡って、誰もが理解を深める必要があるでしょう。もしも精神科という括りに抵抗がある場合でしたら、まずは心療内科の受診をおすすめします。かかりつけの内科のドクターに相談をしてみるというのも良いでしょう。また、ドクターと患者には相性があります。特に患者に対するカウンセリングは、長年の経験が必要とされる分野でもあるので、この先生とはあまり合わないなと感じたら、他のクリニックのドアをたたくのも悪いことではありません。患者さん本人が納得できる治療ができることが何より望ましいといえますね。うつ病の治療は、薬の投与によるものが一般的です。まずは、薬を試しながら患者さんに合うものを探していく。そしてそれにより、様々な苦しい症状を取り除いていきます。ドクターは患者さんの様子を見ながら、薬を調整し、その効果を判断します。薬によりうつの症状が改善されたら、患者さんの意欲が徐々に回復してきますが、実はこの時期が一番危険な時期でもあります。自傷行為や自殺などの可能性も高くなるため、家族や周囲の人は様々な注意とサポートが必要ですね。症状が緩和されたからといって、薬を勝手に減らしたり止めたりするのは危険です。うつ病は慢性化しやすいのでドクターの指示を守り薬を飲み続けることが重要ですよ。もういいだろうというような自己診断は禁物です。

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