うつ病は悪化させないことが大切【薬の助けを借りて気の乱れを鎮静】

用量を変えたいときには

医者

必ず医師に相談する

うつ病の治療において、どうしても薬の用量が合っていないのではないかと疑問を感じた時には、必ず医師に遠慮なく相談するようにします。医師は経験から今の処方量が間違っていないと考え処方してくれますが、治療が長引けば年を取っていくわけですから、年齢とともに薬の代謝量は変化するわけです。過剰反応や相互作用などが起こる可能性もあるので、そのような場合は用量を減らしてもらう必要があります。加えて、服用している抗うつ剤では十分な効果が得られていないなと感じた時にも、相談すればほかの方法を提示してくれます。抗うつ剤による60パーセントの改善率というのは決して低い数字ではなく、用量を増量したり、そのほかの抗うつ剤と併用したり、新しい抗うつ剤に変えるなどして対処していくのが一般的です。用量を増やしていく場合には、1週から4週にわたって次第に増量していかなければなりません。かかりつけ医やプライマリケア医から用量に疑問を感じるといわれた場合には、専門医への相談が必要です。高齢者の場合には、過度の鎮静状態になってしまうことがあるので、少しずつ増量してかなければなりません。抗うつ剤の効果がでるまでに一定の期間がかかるということは、あまり知られていない事実です。適当量の薬が十分な効果を発揮するまでには、4週から6週が必要になります。あくまでも適当量がみつかってからの期間になりますので、合うものを探している期間も含めれば、一度で見つけられなかった場合は長引くことになります。ただし、まったく効果がない、あるいは病院へ駆け込んだ時と同様につらい状態が一向によくならないわけではありませんので、途中で勝手に服用を中止することがないよう注意が必要です。加えて、効果が期待できると判断されてから、さらによい結果を期待するのであれば、8週から12週ほど待つ必要があります。さらに急性期の病相が改善した後もおよそ半年間は維持療法を行わなければなりません。その段階で症状の改善が続いている場合でも、少しずつ用量を減らしていきますので、さらに6か月から12か月ほどかかるわけです。かといって、その期間ずっと休学や休養をしなければならないかといえば、そうではなく、ある程度改善したところで、服用を続けながら学校へ行ったり、仕事をしたりすることは可能です。治療が最終的に終了するまでには2年ほどかかりますから、勝手な判断で早期に薬の服用を中止することは、再発や再燃を引き起こすだけですので気を付けなくてはなりません。

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